Timeline of wesnoth/ja
これはWesnothとその周辺地域の年表である。この年表は残された資料と、幾世代にも渡って伝えられて来た口伝より作られた。カッコ内の記述や疑問符付きの記述は、仮定の入った事柄や未確認の情報であることを示している。この年表は年代毎にまとめられ、年代内ではその日時に応じて並べられている。年代はWesnothの建国を起点としており、BW(Before Wesnoth; Wesnoth前)、YW(Years Wesnoth; Wesnoth歴)として表記される。この表記は我々の世界における、BCやADと同様である。各々の時代については、まず概要を示した後に個々の事象を記す形式となっている。この「大陸」の歴史は現在においても非常に活発な研究対象である。
Wesnothが存在する世界はIrdyaと呼ばれている。しかし、「滅び」の以前や、(年表に記されていない)技術が進んでいた時代には、その名で呼ばれることはほとんどなかった。
ネタバレ注意!このページは一部のキャンペーンの設定のネタバレを含んでいます。
先史時代 - 20 YW: Wesnothの建国
Wesnoth建国の時代、この時代では緑の島と「大陸」という二つが重要な地域となる。Haldricはこの時代の主要な歴史上の人物である。この時代は「大陸」でのWesnoth建国、そして海を渡ったオークがエルフや人間への攻撃を開始した状態で終わる。
先史時代
- エルフとドワーフが「大陸」に居住していた。
- 人間は遥か西に居住していた。
- Haldricが率いることになる人々は大陸から遥か西の緑の島に植民していた。
200 BW
- リッチの君主達は遥か西での戦争に破れ、緑の島に到着する。
- 長い戦争の後、Haldricの祖先達が緑の島を支配する。
- Wesfolkとリッチの君主は辺境の島へと追いやられる。
12 BW
- Southbayの皇太子が「大陸」を発見。
11-7 BW
- Southbayの皇太子が緑の島と「大陸」の間を幾度か航海する。
6 BW
- 「大陸」への航海の後、皇太子が病にかかり死去する。
- 亡くなった皇太子の弟が暗殺計画をしたという風聞が立つ。
- 注意を逸らすため、若い皇太子はWesfolkとリッチの君主に対して戦争を起こす。
- 敗北と自身らの破壊を予感したリッチの君主達は、西にあるオークの生息地に通じるゲートを開く。
5-2 BW
- 緑の島がオークに侵略される。
- オークの獲物にされることを恐れたWesfolkらはリッチの君主達を見捨てる。
- Haldricは生存者を避難させるため「大陸」へ向かう。Wesnothの起源が開始。
1 BW
- Haldric王子に率いられた大規模な人間の入植者が「大陸」の西岸(上陸地点は後の真珠の入り江)に到着する。
- 人間達はエルフとドワーフの一触即発の紛争のまっただ中に到着する。
- エルフとドワーフは人間に不信を抱き、小競り合いが起こる。
- Wesmereの森よりの使者が現れ、HaldricにKa'lianに出頭するように要請する。
- Haldric王子は四人のエルフの貴族達(Dionli, Logalmier, Aryad, El'Isomithir)に援助と土地の割譲を願い出る。
- Haldric王子の価値を試すために四つの試練が課され、彼をそれを成し遂げた。
1 YW
- Haldricに大いなる川の南北にある平原が与えられる。
- Haldricはエルフとの相互防衛協定に同意する。しかし、Ka'lianは人間とオークを互いに消耗させるため、協定を破棄する機を探ることにしていた。Haldricはこれを知り、協定は死文であるとみなした。
- 炎のルビーは一時的に隠された。リッチの君主Jevyanは欺かれ、エルフがルビーを持っていると信じるようになった。
- HaldricはWesnothを大いなる川の南の平野に建国する。
- Haldric I世(旧Haldric 王子)の治世が始まる。 Wesnothの起源が終了。
2 YW
- 緑の島から脱出した船を追っていたオークが「大陸」に到着し始める。
- これらのオークがHaldricの軍勢に打ち破られる。
- オークの生き残りの一部は緑の島に戻り、残りはエルフへの攻撃へと転じた。
- Haldric王は生き残ったオークと戦うエルフを助けた。
8 YW
- 緑の島のオークの第二波が「大陸」に到着。このオーク達が「大陸」の北の多くの地域を支配する。
- WesmereのErlornasがエルフとオークの最初の衝突に巻き込まれる(オークの襲撃は8-9YWの出来事)。
- Haldric I世が公式にエルフとの相互防衛協定を破棄し、援助を拒否する。
9-11 YW
- オークとの戦闘で多くのエルフが死ぬ。
- エルフの使節らがWesnothから追い出される。
12 YW
- オークはWesmereの森の占領に失敗し、海岸沿いに南下を始める。そこの地域の人間の居住地が壊滅的な被害を受ける。
- エルフはオークと戦う人間への援助を拒否する。
- 沿岸の居留地からの難民が、後に中央大平原と呼ばれる土地に移住する。後にWesnoth最大の都市となるDan'Tonkが設立される。
20 YW
- Haldric I世死去。
- Haldric II世が王位につく。
- Lintanirの森へのオークの攻撃からKalenzとLandarが逃れる。Wesmereの伝説が開始。
- 人間とエルフの連合軍がTathにおいてオークに決定的な打撃を与える。これによってオークの侵攻は停止する。
- エルフと人間の新しい条約にHaldric II世が署名し、エルフの使節達がWesnothへと戻る。
- エルフ達によって、むき出しの炎のルビーにもたらされる危険がHaldric II世に教えられる。
- 次代のエルフの最高権力者となるKalenzとLandarがオークの野営地への潜入し、大君Brurbarを暗殺することに成功する。以後、オークは後継者争いに端を発した長い内戦へと突入する。その内戦の間、オークは他種族に対して行動を起こせず、逆にWesnothは大きな敵がいないその間に大きく勢力を伸ばす。
20-130 YW: 荒野の馴化
この時代、Wesnothの王国は拡大し、その国境を定め、そしてその領域内で定住を始める。「荒野の馴化」は、この時代に入植地域の拡大や北部地域の植民地化が行われたことを示している。この時代は都市国家ElensefarとWesnoth王国の不和が起こる頃に終わる。この不和は数百年の間続くことになる。
21 YW
- Alduinにおいて魔術師アカデミーが設立される。
- KalenzはKa'lianを指揮する任を解かれ、Cleodilと共にLintanirの森に隠棲する。エルフの中で異種族排斥を望む一派がLandarを中心に集まり始める。
25-40 YW
- 25 YW、炎のルビーを隠し場所から回収するため、Haldric II世が遠征隊を派遣する。
- Haldric II世はあるドワーフの一族に炎のルビーを中心に収めた笏の作成を委託する。Landarの一派と結びついたエルフの一団がその輸送隊を襲撃する。炎の笏が開始。
- 40 YW、笏が完成したもののその行方が分からなくなってしまったことがHaldric II世に伝わる。笏は以後約500年もの間戻らなかった。
- ルーンマスターであるThursagenを含む全てのルーンスミスが死に、ルーンスミスの技術は数世紀の間失われる。炎の笏が終了。
26-50 YW
- Landarが自身をエルフの最高権力者であると宣言し、内戦に突入する。
51 YW
- Wesnothの新たな文字が国王令として公布される。新しい文字は「鋼文字」と呼ばれ、緑の島から持ち込まれた古い「ブラシ文字」と呼ばれる複雑な草書体の文字と区別された。この日より、全ての王室の文書や公的な碑文は新たな文字で記されることになる。文字は商人達によって速やかに広まった。古いブラシ文字は魔術、学術、高度な文学などの分野では引き続き使われた。
50-93 YW
- エルフの内戦が終わる。Wesmereの伝説が終了。Kalenzは最高権力者となり、オークとの戦いのため、エルフ社会の再組織化と軍備を始める。93 YWの後半、Kalenzは権限を再結成されたKa'lianに移譲し、再びLintanirの森に隠棲する。
121 YW
- オークの内戦が沈静化する。エルフや人間への襲撃が再開する。人間の勢力が一方的に増大する時間が終わる。しかし、Wesnothの軍隊はどの敵対勢力にも劣らない力を持っていた。
122 YW
- Elensefarの都市がオークに破壊される。
- Elensefarの船乗りのMeneldurが都市を奪回するための冒険へ出発する。Elensefarを救えが開始。
123 YW
- ElensefarがMeneldurと緑の島のアンデッドによって奪還される。
- Elensefarが初めて独立した都市国家となる。Elensefarを救えが終了。
161-164 YW
- 新たな王がWeldynや周囲の都市の間にある荒野やElensefar周辺の海岸地域の安全を確保しようと画策する。
- 魔術師評議会に直々に率いられたWesnothの王国軍がWesnoth領内の敵を一掃する。
- 都市国家Elensefarが正式に王国に参加する。居住地は、Wesmereの森を慎重に避けつつ、Elensefarから川を越えて北へと広がり、新たな辺境地域であるAnnuvinまで広がる。
164-176 YW
- この12年の間にHalsteadの西の荒野の重要な場所に要塞が建設される。
199 YW
- Halsteadの防備が遠くまで行き渡るようになったことで、西の入植地が爆発的に拡大する。
- 真珠の入り江にあるAldrilは重要な港として、そしてCarcynはElensefarへの中継点であり、大いなる川に面した軍事的な重要さにより発展する。AldrilとCarcynの二都市は主要都市へと成長した。
- Carcynからの入植者が大いなる川の北、Wesmereの東に当たる場所に最初の入植地を作る。
200-350 YW: Wesnothの黄金時代
Wesnothの黄金時代は偉大な王達の治世であり、王国は平和で繁栄した。オークは75年程前のWesnothとElensefarによる手痛い敗北に苦しんでおり、大きな脅威にはなり得なかった。そして、たとえ攻撃をしかけたとしても容易に撃退されてしまっていた。これにより軍隊は縮小され、この時代の王達は大きな公共事業を手がけて高名を得ることとなる。この時代はWesnothの王が後継者が無いままに亡くなったことで終わり、新たな王朝が始まることになる。
251 YW
- Kalenzの妻Cleodilが死去。
350 YW
- Haldric IV世の死去により王国が分裂する。
- Elensefarは依然Wesnothの一部であったが、孤立によって独自性を強め始める。
- Elensefarの領主とWesnothの王の間で条約が締結される。
350-417 YW: Wesnothの最初の暗黒時代
最初の暗黒時代は対立と侵略の時代であった。Haldriv IV世が死去した時、後継者はいなかった。それからの70年はいくつかの短命の王朝が存在し、オークの攻撃はこれまで以上に積極的で、WesnothとElensefarの溝はさらに深まった。この暗黒時代はGarard I世が王位を獲得し、以後数百年に渡って続く王朝が成立したことで終了する。
360 YW
- Malin KesharがParthynで生まれる。
363 YW
- Kalenzの最後の子供が亡くなる。KalenzはCrelanuの秘薬を飲んだことで長く生きることを強いられていた。彼はLintanirの森を離れ、「大陸」をさすらい歩き始める。
- Maghreの村が二流なネクロマンサーに攻撃される。二人の兄弟の物語が起こる。
389 YW
- 未来の王であるGarardが誕生する。
- Malin KesharがAlduinのアカデミーからParthynに戻る。闇へ堕ちてが開始。
417-530 YW: Asheviereの騒乱
Garardの王朝は長期に渡って存在し、豊かではあったが、大きな騒動もまた多くあった。最初の王の治世の終わりにはオークとアンデッドの襲撃によって荒らされ、二番目の王はその妻と息子によって暗殺された。この騒乱は517 YW(訳注: 正しくは 518 YW?)に女王Asheviereによって簒奪された王位が取り戻されるまで続いた。
417 YW
- 対立と分裂の時代を終わらせ、Garard I世がWesnothの王となり、Garard王朝を成立させる。
440 YW
- 皇太子Garard II世が生まれる。
442 YW
- 後に「偉大なるDelfador」と呼ばれるDelfadorが生まれる。
450 YW
- Arand 王子が生まれる。
468 YW
- Zorlanが北部オークの大族長となる。
- Delfadorが魔術師アカデミーを卒業する。Delfadorの回顧録が開始。
470 YW
- Garard I世が死去。Garard II世がWesnothの王位につく。
- 大族長Zorlanに率いられたオークと、降霊術師Iliah-Malalに率いられたアンデッドがWesnothの国境地域を襲撃する。Delfadorの回顧録の最初と最後の三つのシナリオ以外は全てこの年の出来事である。
- Estmarksの支配はこの戦争で実質的に失われ、数十年の間取り戻されることはなかった。オークの襲撃に備え、Weldynの手前にいくつか基地が建設された。River Guardによる監視が始まる。
478 YW
- Garard II世がAsheviereと結婚する。
- Garard II世が「笏の布告」を発令する。炎の洞窟より炎の笏を回収した王族が彼の死後王位を継ぐと宣言した。
480 YW
- Eldred 皇太子が生まれる。
483 YW
- Eldredの兄弟、一卵性双子のErainとEthynが生まれる。
498 YW
- Li'sar 王女が生まれる。
500 YW
- Konrad 王子が、Arand 王子の数人の息子の末っ子として生まれる。
- Wesnothと北部オークが戦争に突入する。
501 YW
戦場の逆心
- Garardは、Abezの浅瀬の近くのGalcadarにあるオークの野営地へ軍勢を向ける。
- Garardの軍勢は二つに分けられ、一方はGarard自身が率い、もう一方は皇太子Eldredが率いた。
- Eldredは父を裏切り、自身に預けられた軍勢で父に攻撃をしかける。
- EldredはAbezの戦場で父Garard王と叔父のArand王子を討ち取る。
逆襲
- Delfadorは戦場から逃走し、Weldynへ向かう。
- Eldredはオークの王に贈り物をし、攻撃を止めさせる。
- Delfadorは王の仇を取るため、忠誠者の軍を組織する。
- EldredとDelfadorの軍勢はWeldynで対峙する。
- 忠誠者の軍は敗北するが、Eldredは戦闘中にDelfadorに討ち取られる。
Asheviereの権力簒奪
- AsheviereはGarardの甥の殺害を命令し、自身をWesnothの女王であると宣言する。
- 知らせを聞いたDelfadorは宮殿に潜入する。
- Delfadorは最年少の王子Konradを発見するが、発見したまさにその時に彼は殺されてしまった。
- Delfadorは逃走した。エルフの地に埋葬するためにKonradの遺体は持ち去った。
- Wesnothを旅する最中、エルフの貴婦人Parandraは身寄りの無い人間の子供を見つける。
- ParandraとDelfadorがこの孤児をKonrad王子とすることに同意する。
- DelfadorとKonradは逃走し、南西の大きな森に住むエルフの元に身を寄せる。
Asheviereへの抵抗
- ElensefarはAsheviereの支配下に入ることを拒否し、都市国家として独立を宣言する。
- 何度かの敗北の後、Wesnothの軍勢は王国の辺境地域から撤退する。Wesnothの西の国境線は後退したものの、安定し、依然として厳重に守られていた。
- 忠誠軍の後退の結果として、「大陸」の西海岸に居住する一部の小さなグループが独立性を強め、一方でエルフはWesnothの南西の森で繁栄を謳歌していた。
- Wesnothの市民の一団がAsheviereの権力の簒奪に抵抗するためのレジスタンスを組織する。彼らは最終的には故郷を捨て、三姉妹の島に入植することになる。(キャンペーン自由)
502-517 YW
- Delfadorはエルフの庇護の元、Konradを育てる。
517 YW
- Asheviereは彼女の義理の甥のKonradを捕まえるためにオークの部隊を雇う。
- オークの軍勢がDelfadorの隠れ家に集結する。
- Konradは、エルフと共に住み処から逃れ、Wesnothの王位を取り戻すための冒険へ乗り出す。王位継承者が開始。
518 YW
- Konradは炎の笏を探すために大いなる川を渡って北の大地に入る。
- Konradらの軍勢はLi'sar王女の軍勢とともにKnalgaの洞窟へ入り、炎の笏を発見、回収する。
- 彼らはWesnothへ帰還し、王位を宣言する。王位継承者が終了。
522 YW
- 王女Ana'sarが生まれる。
530 YW
- Wesnothの開拓者がEstmarksの再開発を始める。
544 YW
- Weldyn川の下流の両岸が再び支配下に入ったため、Soradocの南にあったRiver Guardの基地は放棄される。Wesnothの軍事的活動はEstmarksの東側へとその中心を移していく。
530-630 YW: 恐怖の時代
「恐怖の時代」という呼び名はこの時代の最後に起こった出来事に由来する。表面上、最初の90年は取り立てて大きな事件は起こらなかった。しかしその裏側では、説明不能な不思議な出来事が特に東部地域で起こっていた。一度は管理下に入っていた地域が徐々に荒れてゆき、恐怖と妄執がこれまでWesnothで見られた開拓者精神、冒険心に影をさした。この時代の最後の十年間、Wesnothはその歴史上で最も壮絶な攻撃を受けて崩壊寸前まで追い込まれることになる。この時代が終わる頃には、Wesnothの多くの土地が不毛の地となり、Weldyn内外の見事な建物が破壊され、Wesnothの人口はかつての半分にまで減ることになる。 一方この時代、北部の混沌とした地域に法と秩序が初めてもたらされることになる。北の大地で安全に暮らすため、人間とドワーフの小さな一団から始まったそれは、種族にこだわらず望む者は全て受け入れ、やがて「北部同盟」の結成する。この同盟は時とともに、ゆっくり、しかし確実にその力を増した。この時代の終わりまでに、北部同盟はKnalgaとその周辺を含むいくらかの地域の安定と繁栄をもたらすことに成功する。その結果、荒廃したWesnothを見限った人々が北の大地へと移動し、Wesnothの人口減少がさらに加速する事態となった。
533 YW
- Delfadorは老衰し、亡くなる。彼の遺体は愛用の杖と共にEregonorに葬られる。
- 次代の偉大な賢者となるDacynが生まれる。
534 YW
- 北の大地、Knalgaのすぐ外にあるドワーフの戸口の住民がオークの大君に反乱を起こす。北部の再興が開始。
- Tallinに率いられた住人はドワーフを探して地下へと潜り、その協力を得ることに成功する。
- Tallinらの軍勢がKnalgaを我が物にしようとしていたリッチを破滅させる。
- Abhaiが裁きの杖を発見する。
535 YW
- 野心家のオークの将軍RakshasがTallinとその軍勢を攻撃するが、ドワーフによる防御を突破できなかった。
- オーク打倒のため、Tallinは二人のリッチの協力を得る。さらにエルフの王女を助けてエルフの協力も得た。
- 友軍の力を得て、TallinがRakshasの軍勢を打ち破る。
- ある歴史家によると、Tallinとエルフの王女が結婚したと言う。不仲になって別れたと言う歴史家も居る。
- 北の大地の新たな秩序と平和を守るため、Tallinとその友軍によって北部同盟が結成される。北部の再興が終了。
550 YW
- KnalgaのHamel卿がThursagenがかつて用いたハンマーの行方を調べるため、Kal Karthaに調査隊を送る。Thursaganの槌は550 YWから551 YW初頭の出来事である。
- Knalga等のドワーフが失われたルーンスミスの技術の再生に取り組み始める。
- Wesnoth人の居住地域がTahn砦のさらに南にまで広がる。
563 YW
- KonradとLi'sarが死去。異例の長期に渡る治世が終わる。
- 王女Ana'sarが女王となる。
- 予言者GaldrenがWeldynの宮廷で頭角を現す。
585 YW
- 女王Ana'sarが退位する。
- Haldric VII世がWesnothの王となる。
589 YW
- 白魔術師Dacynと東方の魔術師Ravanalが王の相談役の地位を争う。
- Dacynを選ぶようにHaldric VII世に助言した後、予言者Galdrenが死去する。
- 王はGaldrenの助言に従う。
593 YW
- Ravanalは自身は邪悪な存在になったことを明らかにし、Weldynから逃走する。
- Konrad II世が生まれる。
- 南方の辺境の一部がKerlath地方として、正式にWesnothに編入される。
598 YW
- Kerlath地方の住民の保護のため、南部防衛隊が王立軍の半ば独立した部隊として組織される。
605 YW
- Gweddryが生まれる???
607 YW
- 南部防衛隊からの連絡が途絶える。Haldric VII世はHaldielの孫Deoranを調査に向かわせる。キャンペーン南部防衛隊は607-608 YWの出来事である。
612 YW
- Haldric VII世が死去。Konrad II世がWesnothの王位につく。
- Dacynは引き続き相談役としてKonrad II世に仕える。
625 YW
- 家畜や農民の不思議な消失事件が起こり、Estmarkの丘の一部住民が避難を始める。
- Konrad II世はOwaecとGweddryを随伴させて、DacynをRiver Guardの拠点へと派遣した。東部侵略が開始。
626 YW
- Mal-RavanalがGweddryとDacynがいる中央の基地を攻撃する。
- DacynとGweddryは北の基地へと向かい、そしてOwaecと合流し、北の大地へと撤退する。
- 極北の地では、TirigazのオークによってJothaが大規模に襲撃され、Kai Laudissの妻が殺される。
- オークの支配するTirigazの港への攻撃が失敗し、Kai Laydissがオークの投げ矢の毒で死ぬ。その息子KrellisがKai Kerllisとして後を継ぎ、司祭のCylannaを頼る。
- 人魚(訳注: マーマンとマーメイド)達の都市JothaがMal Kevekらに率いられたアンデッドに侵略される。死の海が開始。
627 YW
- Wesnothの最終防衛線が崩壊し、アンデッドがWesnoth内を行軍する。
- 北の大地では、オークがGweddryの軍勢を川の反対側へと追い返す。
- Weldynが包囲される。
- Gweddryがアンデッドの包囲を突破し、Weldynに入る。Weldynでは評議会が開かれる。
- Gweddryの軍勢は幸運にもMal-Ravanalを殺すことに成功する。東部侵略が終了。死の海も同じ頃終了する。
- Wesnothは守られたが、多くの地域がアンデッドによって荒廃した。
- Mal-Ravanalの手下を殲滅した後、マーマンはしばしくつろぎ、そして熱心に再建を始め、Jothaはすぐに復興する。
628-673 YW: Wesnothの白銀時代
白銀時代、またはWesnothの再建の時代は、長く成功を収めたKonrad II世の治世の残りの時間に一致する。この時代でWesnothがMal-Ravanalのアンデッドから負った傷の大部分が癒されることになる。しかし、最盛時の栄光を完全に取り戻すにはほど遠かった。 北の大地はWesnothから北へ向かう植民者の第二波の助けもあって、より文明化し、安定した。Wesnothの黄金時代に匹敵するように繁栄する地域こそ現れなかったが、北の大地には大きな町や、多少の危険はあったものの盛況な交易路が発展した。 主要な四つの勢力が北の大地の大半を支配するようになっていた。まず第一にドワーフ。彼らは大抵の山岳地帯と地下のトンネルや洞窟を支配下に置いていた。東には謎に包まれたエルフの森があり、そこは依然としてエルフ以外の種族を拒み続けていた。残りの土地はオークの部族か、独立した人間の貴族に支配されていた。土地争いは徐々に熾烈さを増し、人間とオークの間に戦争の気配が漂い始めていた。
628-635 YW
- Konrad II世がWesnothの再建を開始する。
673 YW
- Konrad II世が死去。Garard王朝が終焉を迎える。これにより第二次Wesnoth内戦が始まる。
761-816 YW: 黒眼のKarunの遺産
長年の奮闘の末、黒眼のKarunが20 YWに暗殺された大君Brurbar以降で初めて、全てのオークの部族を一つにまとめ上げた。彼は支配者として多くのことを為したが、最も有名な業績は大評議会の設立である。Karunには先見の明があり、自身の死後、オークが再び同族争いを始めること、そしてその状況ではWesnothやエルフによる攻撃を防ぐ手段がほとんど存在しないことに気付いていた。 そこで、Karunは全ての部族の中から六人の冷静で知的なオークを選出し、大評議会を作った。大評議会はあらゆるオークの部族内の争いや土地争いに組することはできないものの、必ずその場に立ち、助言を求めるものに応える義務を負っていた。そして緊急時にオークという種を守るため、大評議会にGreat Hordeを召集する権利を与えた。どの部族の者であろうと、あらゆるオークはGreat Hordeの召集に応じる義務があること、そして大評議会がGreat Hordeの指導者と定めたものに対してあらゆるオークは誠心誠意仕える義務があることが定められた。
812 YW
- Rahul I世が北部同盟の護民長となる。
816 YW
- 北部同盟の護民長Rahul I世と黒眼のKarunが人間とオークの15年に渡る戦争の和平協定に署名する。この直後、Karunが不可解な状況で襲撃され、殺される。
829 YW
- Howgarth III世がRahul I世の後を継いで北部同盟の護民長となる。
842 YW
- 北部地域の飢饉。飢餓のため、人間がオークの土地に侵入し、オークは荒廃した丘陵地帯へと追いやられる。北部同盟に残っていたわずかなオークの部族は、同盟の支配地域から離れるか、さもなくば反乱を起こすしかない状況へと追い立てられる。
- 報復として、オークは土地を侵略した人間の入植地や村を組織的に攻撃する。そして、北の大地で最も大きな力を持つ将軍、Lanbec'h伯爵がオークの脅威を除くために軍を挙げ、その指揮を義理の息子のAlber男爵に委ねる。
- それに対して、黒眼のKarunに設立された大評議会はGreat Hordeを召集し、その指揮権をKapou'eに委ねる。黒眼の子が開始。
843 YW
- 大評議会の半数が人間とオークの共同軍に謀殺され、オークが分裂する。「大陸」からオークを絶滅させる危機に直面すると、Kapou'eはオークの領土を強制的に支配し、敵を打ち破った。北部同盟は最終決戦の際に現れ、条約を破った伯爵をKapou'eが倒すのを支援した。戦後、Kapou'eは北部部族の支配者の地位に就き、その支配はオークにかつてない統一と繁栄をもたらした。
- 843 YW以後: Kapou'eの軍勢の一部は傭兵となって、異種族との紛争に参加した。これは隣人に対する攻撃を避けることにつながった。
852 YW
- Kapou'eがエルフの大規模な侵略を撃退する。
858 YW
- 人間が再度侵攻を行うが、Kapou'eが指揮するオークの連合軍には歯が立たなかった。黒眼の子が終了。
「滅び」の後
未来のある時、言葉に表すことすらできない災厄が大地を焼いた。Wesnothの魔術師は三つ目の太陽を空に上げようとしたが、その試みは失敗し、その太陽はWeldynへ落ちた。首都はもはや存在しなかった。王とその家族は全て死に、後継者はいなかった。地方の領主達はWesnothを見限った。夜は長くなり、日中はさらに暑くなった。世界には邪悪な生物が現れ始めた。森は死に、丘は荒れ果てた岩場と化し、草原は不毛の砂漠へと姿を変えた。世は終末を迎え、かつての味方は敵になり、わずかに残された資源を巡ってかつての友人同士が戦った。大国は滅び、多くの人々が死んだ。この終末以後、生存するためには毎日が闘争であり、わずかに残った一団は崩壊した帝国の廃墟の周辺で何とか命をつないでいた。勇敢なエルフの一団、放浪する人間の避難民、凶暴なオークの軍団、闇の魔術師、全ての者が無慈悲なSelaとNaiaの二つの太陽の下、新しいWesnothで懸命に生きていた。
??? Wesnoth以後
- Quenothのエルフは荒廃した世界で南部大砂漠での生活に適応していた。長い時間の中で彼らは祖先が持っていた森に対する親和性を失い、乾いた荒野での生活を受け入れた。
- Tanuliの指揮の元、Quenothエルフはわずかに残されたオアシスの周囲に要塞化した村を建設、維持していた。砂漠の厳しさの中、村は繁栄していた。
- ある夜、隕石の雨がQuenothの村を襲い、破壊した。燃える太陽の下でが開始。次の日、他の者と同様に見つからなかったTanuliは死んだとみなされた。Tanuliの甥でTanuliの最も近しい親族であったKalehssar (Kaleh)が残ったQuenothエルフの指揮を取ることになった。
- Kalehは残ったQuenothのエルフを集め、夢に現れた神Elohの声に従い、砂漠の村の再建をせず、北の約束された地へと向かった。
- QuenothのエルフはElohの命令に従ってアンデッド、オーク、盗賊他の邪悪な者と戦いつつ北へ向かい、巨大な山脈の地下へと飛び込んだ。
- 地下で予期せぬ交友を得て、Kalehの一団は山脈の反対側へと抜ける。
- あの災厄の生存者で、Tanuliの息子のKeraturが恐怖で発狂し、Kalehに攻撃をしかける。KalehはKeraturを倒す。
- KalehがElohに告げられた命令を拒否する。
- Quenothの人々は海へ到着する。彼らは人魚の力を借りて大陸を離れ、平和に暮らせる土地を求めて新しく発見された島へと向かう。
- その島でQuenothの人々は魂を喰らう者であり、Elohを騙った者でもあるYechnagothと対峙する。Yechnagothとその軍隊はQuenothに撃破される。
- Kalehとエルフはその新しい島に住むようになり、島をQuenoth島と名付ける。燃える太陽の下でが終了。
History Credits
- Timelined by Kamahawk and Turin. Revised to incorporate material from later version of Legend of Wesmere and reconcile different versions of the history of the Scepter of Fire by Eric S. Raymond.
- History derived from:
- 東部侵略
- 王位継承者
- Wesmereの伝説
- 自由
- 北部の再興
- Thursaganの槌
- Wesnothの起源
- 燃える太陽の下で
- 死の海
- Delfadorの回顧録
- Setting details derived from:
- 未知よりの侵略